行ってまいりましたカンボジア。
3泊5日のカンボジア出張。
会社の研修として行ったカンボジアですが、この体験をぜひ少しでも多く知ってもらいたいと思いました。
【カンボジアってどこ?】
うちのお店のスタッフの子たちにカンボジアって知ってる?って聞いてみたらみんな名前ぐらいはってカンジでした。
まあそうですよね。
自分もそんなに知ってるわけじゃありませんでした。
日本人にカンボジアについて聞いてみたらだいたい「猫ひろし」って答えると思います。
ひどい子は「ブラジルの近くですよね」って言ってましたがこの子がバカだからしょうがないのかわかりませんが、カンボジアの認識ってそんなもんです。
だいたいアジアってことぐらいならみんな知ってると思ったんですがね。
カンボジアは日本の左下
日本からカンボジアに行く場合、基本は飛行機。
しかも直行便は出てないので、別の国を経由する必要があります。
今回自分は一回シンガポール(カンボジアのさらに下)まで行って、そこからカンボジアにあがる感じだったのでフライト時間が約10時間。
そんなわけで3泊5日です。
ちなみに経由するなら上海とか、ハノイとかです。
飛行機に乗ってる時間が長いので地獄です。もちろんエコノミーですし。
自分は飛行機苦手なので3時間超えると正直しんどい。
少しでも負担を減らすためにその辺の経由がいいと思います。
時期にもよるけど往復で5万から10万ぐらいかな。
【カンボジアってどんな国?】
場所は見てわかるとおり東南アジア。
隣にベトナムがあったりと分りやすく発展途上国に分類されます。
飛行機から見るとこんなカンジ。まっ茶色。
今回自分たちが滞在したのは首都プノンペンなのでここまで何にもないわけではないですが。
ただ自分が思ってたほどボロボロではありませんでした。
ここは比較的きれいな方ですがこんなカンジ。
ゴミは散らかり放題、歩道もボロボロ、電線ぐちゃぐちゃってカンジ。
電車はなくバスもほとんど動いてないのでみんなの交通手段はバイクがメイン。バイクがびゅんびゅん走ってます。
一応2人乗りまででヘルメット着用と決まってるみたいですが、3人乗り4人乗り5人乗りは結構フツーに見ます。
なんか最近バイクの免許制度がなくなったらしいです。なくなることとかあるんだwww
追い越し、突然車線変更、逆走も当たり前。待ちを歩いてると常にクラクションの音が聞こえます。夜中も。パッパー!
ですが、レクサスやBMXと言った高級車もけっこう走ってるんですよね。
超おどろいた。最近はお金持ちもどんどん増えてるそうです。
最初はその危なっかしい運転にとってもビビります。
最初はうお~ぶつかる!!!近い近い!!いやいやいやそれは危ないだろ!とか言ってますが、3日もあれば慣れます。
事故んないのかな!?って思いますが思ったよりスピード出てないし、大事故はないもののちょっとぶつかるとかは日常茶飯事みたいです。
みんな壊れなければ大丈夫らしい。
観光客の交通手段はトゥクトゥク。
バイクが荷台引いたやつで、後ろに4人ぐらい乗れます。がんばれば8人ぐらい乗れたりしますw
乗ってると風が気持ちよくて、暑い国にいるのを忘れさせてくれます。移動するならタクシーよりもトゥクトゥクがおススメ。
日本人だと周りの人がジロジロ見てくるのがちょっと気になるかも。
ちなみにトゥクトゥクは値切れます。まあトゥクトゥクに限った話じゃないけど。
最初10ドルぐらいって言われててもそっから2ドルぐらいまで行ける場合も。まあ観光客はぼったくられてなんぼなのでぜひそこそこ値切ってみてください。
あといろんなところを観光したければ丸一日借りたりもできます。それでも1人10~20ドルとか。
カンボジアではチップの文化はないようです。
町にはいろんなお店があります。
レストラン、電気屋、バイク屋、床屋、キャバクラで働くようなドレスのお店も多かったな~そしてイオンモールw
マジですよ。イオンがあるんです。中も日本のイオンと変わんない感じ。
ちなみにノジマにはXPERIA Z Ultraが売ってました!!!
約300ドル。まあ約30,000円。SIMフリーのUltraが欲しかったんですが勝手に買うとカミさんからスゲー怒られるので我慢しました。えらい
お土産買うならぜひ1階のアメージングカンボジアを覗いて見てください。
カミさんには日本で買うと8千円もするクメールラビットの高級石鹸、
息子にはなんの生き物かわからない、不思議な生物のぬいぐるみを買いました。
TOP - カンボジアお土産のNo.1 アメージング カンボジア AMAZING CAMBODIA
店長の渡辺さん超美人w
街にはいろんな看板がありますが、主に中国語と韓国語が多いですね。
日本の企業の看板もありますが、どちらかというと中韓が目立つ。ぜひとも日本企業には頑張ってもらいたいと思います。
観光客(ビジネスかも)も多く、白人はもちろん、日本人や中国人もそこそこ。
特にお値段高めのちょっとオシャレなお店には白人が集まります。
そういう店の方がご飯は味とかも含め安心。
逆に現地の人が行くようなお店はハエが飛んでたり、ごはん食べてたら物売り・物乞いがしょっちゅう来てあんまり安心してごはんが食べれません。安くて意外とうまいけどね。安全面はわかんない。とりあえず大丈夫でしたw
現地の人たちはクメール語っていうのが母国語ですが、英語もそこそこいけます。
が、こっちも英語がビミョーで向こうもちょっと特殊な英語でしゃべるのでなかなか会話がかみ合わないwww
伝わんなくてもいけるので英語しゃべれない人も大丈夫!たぶんね。
街をうろうろしてるとトゥクトゥクの勧誘や商品のおすすめなどなどいろいろ声をかけられますが基本ムシで大丈夫。
日本でもキャッチやティッシュ配りは無視するでしょ?
今は乾季なのでましな方みたいですが、街を歩いてると場所によっては腐ったようなにおいがぷ~んとしてきます。
なのにお店で美味しそうなにおいがしてきて複雑な気分になります。吐きそうな臭いと食欲をそそる匂いがまざってます。
赤道に近い地域なので一年を通して気温が高く比較的湿度も高め。
特に5月から10月は雨期のため、かなり湿度も高く過ごすにはかなりつらい時期です。
世界遺産の中でも人気ナンバーワンの観光スポットです。
この動画自分は関係ありません。
っていうかアンコールワットはスケジュールの都合でいけませんでした。超行きたかった、、、orz
【なんでカンボジアに支援が必要なの?】
今いろんな団体がカンボジアへ、お金や人の支援をしています。
自分の働いてる会社をはじめCIESFを通してカンボジアへの支援を行っています。
言い方は悪いですが、カンボジア以外にも困ってる人々はたくさんいます。
他の国にも貧困で苦しんでいる人々がいます。
戦争で家をなくした人がいます。
災害ですべてを失った人がいます。
その中でなぜ彼らはカンボジアへの支援を行っているのか?
それを知るためには今から約30年前にさかのぼる必要があります。
カンボジアの歴史
1970年代に発足したポルポト政権。
ポルポトは資本主義を強く否定し、一部の人間がお金を対象に稼ぐことを拒否しました。
そのために何をしたかというと虐殺。
しかも知識層を虐殺しました。
通常戦争での虐殺の対象となるのは、敵対する政権や宗教の支持者ですが、ポルポトは知識層を虐殺するという世界でも唯一の行動をとりました。
なぜ知識層を虐殺したかと言うと、資本主義でお金を稼ぐのは知識層です。医者、学者、技術者、先生などなど。
また知識がある人は反乱の恐れがあります。
徹底的な虐殺は最終的に、
メガネをかけている人は勉強したからメガネをかけているんだ!死刑。
ラジオの修理ができる!死刑。
と、もうわけわかんない感じになってました。
おかげで少しでも勉強をしたことがある人はいなくなり、ポルポト政権が倒されたときには子どもや勉強をしたことのない大人だけが残りました。
んで現在
ポルポト政権が倒されてカンボジアに平和が戻り、また国が再び繁栄してい、、、けばよいのですが、考えてみてください。
街には頭のいい人が全くいません。
子どもに勉強を教える先生がいません。
ラジオを直す技術者がいません。
農作物を作れる人がいません。
そんな状態で国が栄えるわけがありません。
今の状態ではカンボジアは他の発展途上国から搾取されるだけの存在で、いつまでたっても発展しません。
だからこそ我々の支援が必要なのです。
もちろん支援の方法はいろいろあります。
お金の援助や、技術の援助、人の援助。さまざまな団体や個人がカンボジアのために支援を行っています。
ちょっと前に話題になった向井理主演の映画「僕たちは世界を変えることができない。」では学生たちが募金でお金を集めて学校を建てるという話だそうです。
僕たちは世界を変えることができない。 - Wikipedia
ですが、学校を建てたところでまともに子どもたちに勉強を教えてあげることができる教師が存在しません。
なので学校を建てるのはいいんですがそれ以降の援助も非常に重要になってきます。
ぜひ教師を定年退職して第二の人生に何をやろうか考えている方がいたらぜひともカンボジアで教師をやってみましょう。
英語もクメール語もできなくてもとりあえずなんとかなると思います。
ボランティア教師「国境なき教師団」に応募する - 公益財団法人CIESF シーセフ
CIESFの方とも名刺交換をさせていただいたので、私に直接連絡をいただいても大丈夫です。
twitterとかでメッセージくださいな。あんまり大したことはできないかもしんないけど。
現地の日本語学校の子(っていっても25歳ぐらいの子もいたけど)とか、大学生と直接話をしました。
しっかりとした教育がないのでとってもピュアです。
こっちの話すことに目をキラキラ輝かせ、元気いっぱいの返事をしてくれます。
教育がしっかりといきわたると逆に日本のガキどもみたいにクソ生意気なやつらに育ちそうで怖くもありますが、彼らのために何かしてあげたいと感じました。
(あ、自分本来は子ども超きらいです)
次回はプノンペン観光について
タランチュラ食べたよ。