YOGA BOOKの最大の特徴はキーボードの部分ですが、キーボード部分がペンタブになるっていうのも非常に魅力的です。
とは言えこんなタブレットPC他にはないので実際にペンを使ってみてどんな感じかレビューしていきます。
ちなみに自分が使ってるのはYOGA BOOK with WindowsのLTE対応モデルです。
もくじ
情報を整理しよう
結構、間違った情報で買っちゃったって人もいるみたいなので実際にできることできないことなどを整理してみましょう。
まずペンが使える場所と使えない場所。
YOGA BOOKには専用のリアルペンってのが付属してるんですが、ディスプレイ部分にこのペンで書こうとしても何も書かれません。
リアルペンはキーボード部分でに書く場合のみ使えます。
通常のスマホやタブレット用のスタイラスペンならディスプレイでも書くことができますが、ただのペンにしか過ぎないのであんまり意味がありません。
逆にHaloキーボード部分はリアルペン以外のペンでは書くことができません。
フツーのボールペンでも書くことが出来たらサイコーだったんですが、残念ならリアルペン以外のペンでは一切書くことができません。
ちょっと試しにペン先を外してから書いてみようとするとなぜかキーボードの2cm上から反応しちゃってまともに書けませんでした。
またペン先だけで書いてみたけど何も書けなかったので、ペン本体とペン先の組み合わせでちゃんと使えるワコムと共同開発の不思議な技術です。
リアルペンを使ってみよう
では実際にリアルペンを使ってみた印象です。
自分は他のペンタブを使ったことないので比較はできませんが、YOGA BOOKのリアルペンで書いてて書きづらいな~って感じたことはありません。
ほんとにフツーに紙に書いてるように書けます。
もちろんかなり早いスピードで書くと多少の遅れはありますが、文字を書くぐらいのスピードなら遅れることはありませんでした。
ただし、ガラスフィルムを貼るとちょっと書き味がかわります。
Haloキーボードの部分は元々マットな質感で、ちょっとさらっとした感じ。
これにガラスフィルムを貼るとペン先が滑ってしまい書きにくく感じます。
なのでガラスフィルムを貼るならキーボードの上に1枚紙を置いた方が書き味はよくなります。
ただし、リアルペンのペン先をボールペンじゃない状態で紙に書くと引っかかる感じがしてこれまた書き心地がよくありません。
せっかくの機能を最大限に生かすためにはガラスフィルムなしで使うか、ボールペン+紙を置くがベストです。
ガラスフィルムじゃありませんが、こんな紙に書いてるようなフィルムもあるみたいです。
そのうち使ってみようかな。
他のペンタブは使ったことがないんですが、iPadなどのタブレットで絵を描こうとしたことはあります。
この最大の弱点は手を画面上に置けないことです。
iPadやタブレットの画面は人間の肌などの静電気に反応してしまいます。
そのため、紙に絵を描くように画面上に手をのせてしまうとそこが反応してちゃんと絵が描けません。
なのでiPadでタッチペンを使って絵を描こうと思ったら、手を浮かせた状態で書かなくちゃいけないので安定しないし、何より疲れちゃいます。
YOGA BOOKならそれが一切なく、ペンの書き味もいいので自分が思った通りの描画ができるのがいいですね。
アプリを使ってみよう
せっかく書きやすくていいペンタブなんですが、残念ながらそれに対応するアプリが非常に少ないのが残念なところです。
Haloキーボードの右上にキーボードとペンを切り替えるペンのマークのボタンがあるんですが、そこを押すと画面の右下にOne Noteがすぐに起動できるようにアイコンが出てきます。
右下の紫のアイコンをクリックするとOne Noteがすぐに起動します。
しかしOne Noteはただのメモ帳にしかなりません。
レイヤーがないので鉛筆で下書きを書いて、ボールペンで書くってのはできないし、鉛筆書きだけを消すってこともできません。
なのでOne Noteはあくまで文字とか簡単なものを書くときだけしか使えない。
そこでストアでアプリを探してみました。
まず使ってみたのがPics Artってアプリ。無料です。
写真を加工したり、絵をかいたりするアプリで、レイヤーも使えるので下書きを描いて、別のレイヤーで清書を描くって方法もできます。
ただし、このアプリの最大にして唯一の弱点が「戻る」がないこと。
2017年1月19日追記 戻るありました。でもちょっと使いずらい。
一回間違えて書いちゃったものは消しゴムで頑張って消すか、全部丸ごと消すしか方法がないようです。
他にも細かく言うとペンの太さを変えたり、色を変えたりとこまごまと使いずらく、塗りつぶしも使えません。
無料で手軽に使えるので子供のお絵かきとか、ちょっと写真を加工するぐらいならいいと思います。
次に使ってみたのがAutdesk Sketchbook
アイコンがセンス良くて期待したんですが、無料で使えるのは一部。
レイヤーが使えるようになるのは有料版だけでした。
あと画像の保存形式が特殊で無料版ではJPEGとか無理でした。有料版なら保存形式をかえることができるのかもしれないけど、ちょっと情報がなさすぎてこれもなし。
そして最後に使ってみたのがコレ。
Medi Bang Point Proっていうアプリでマンガやイラストを描くためのアプリみたいです。
無料でなんでもできます。
弱点といえば、いろんなことができすぎて使い方を覚えるのが大変そうってことと、YOGA BOOKはそんなに画面が大きくないのでメニューやアイコン、レイヤーなんかで画面が埋め尽くされて実際にかける部分がかなる制限されちゃうことですね。
またうまく使えるようになったらレビューを書きたいと思います。
自分は絵を描くことのプロではないのでペンタブとしての良さはそんなにわかりませんが、自分が使うぐらいには十分そうです。
ただしやっぱりちょうど使いやすいアプリがないのが残念ですね。
動画も撮ってみたのでこっちもごらんください。
部屋が暗くて動画も暗いけど。
あともしペンをなくしちゃった場合ですが、楽天市場かヨドバシドットコムでリアルペンだけの取り扱いがあります。
自分はヨドバシドットコムで注文して3日で届きました。
通常のペン先と、ボールペン先が一本だけついてました。
買ったはいいけど、全然ペン使ってないな~
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