ここ最近のiPhoneは元々のストレージがかなり大きくなりました。
iPhone 7は32GB、128GB、256GBの3種類でiPhone5sだと16GB、32GB、64GBだったことを考えるとめちゃくちゃ増えました。
とは言えまだまだiPhone 5sやiPhone 6、iPhone 6sを使ってる人も多いし、そもそもiPhoneって容量を一つ上げると金額も1万円ぐらい上がってくるので少なめな容量で買っちゃったって人も多いですよね。
Androidのスマホと違ってiPhoneはSDカードを入れることができないので困ってる人も多いんじゃないでしょうか?
今日はそんなあなたにiPhoneのストレージを劇的に減らす方法をご紹介します。
あ、もちろんAndroidでも使える方法ですよ。
もくじ
容量を確認していらないアプリを消そう
まずは自分のiPhoneの残りの容量を確認してみましょう。
「設定」→「一般」→「ストレージとiCloudの使用状況」
すると「使用可能」ってところが出て来るのでこれが残りの容量です。
さらに「ストレージを管理」ってところを押すとどのアプリがどのぐらい容量を使っているのかを確認できます。
自分の使ってるのはiPhone SEの16GBなんですが、実際につかえるのは12GB程度。
これはiPhoneのシステムが4GBぐらい使っちゃってるからです。
ちなみにここでいうGB(ギガ)ってのはドコモやau、ソフトバンクの契約のギガ(通信容量)ではなく、スマホにどのぐらいのデータを保存できるか(ストレージ)のギガの方です。
さらにiPhoneが正常に動いてくれるためには1~2GBは空いといた方がいいんです。
2GBを下回ると、アプリが勝手に終了したり、バッテリーの減りが早かったりと不具合が頻発します。
さらにさらに言うと、iOSのバージョンアップをするためには2GBぐらい必要になる場合があるので、本当は4GBぐらい開けておくのがベストだと言えます。
ストレージを詳しく見てみると自分の場合は「Google Play Music」が一番容量を使っています。
このアプリは音楽聞き放題(有料)なんですが、iPhoneにダウンロードしておいてネットにつながなくても聴けるようにしてあるのでたくさん使ってます。
まずはこの中から必要ないアプリはアンインストール(削除)しましょう。
ホーム画面から削除してもいいし、この画面でアプリを選んで「Appを削除」でも大丈夫です。
iMovieを消したら使用可能が増えました。
意外と見直してみるといらないアプリっていっぱいあったりします。
月に一回も使わないアプリがあるんなら正直普段から入れてるよりも必要な時にまたインストールした方が便利だったりしますね。
まずは削除して容量を増やしましょう!
これ以上アプリは消せない!
容量を見直してみたけど、どれも必要なアプリばかりで消せるものがない場合はアプリを一度消して(アンインストール)、再度インストールしてみましょう。
例えばLINE。
自分のiPhoneでは552.7MB、つまり0.5GBも使ってます。
かと言ってLINEは毎日使うし、消すことはできません。
そんな場合は、バックアップを取ってから一度LINEを消して再インストールです。
LINEのバックアップはLINEを開いて「・・・」→「設定」→「トーク・通話」→「トークのバックアップ」→「今からバックアップ」でiPhoneの人はiCloudにバックアップが取れます。
これでトークの内容はすべてバックアップされました。
残念ながらAndroidはバックアップ取れません。
【注意】
LINEを消す前に必ずバックアップとアカウント(メールアドレスとパスワード)がわかるようにして、「アカウント引継ぎ設定」をオンにしてきましょう。
ではバックアップとアカウントの引継ぎ設定が完了したら一回LINEを削除します。
それからまたインストール。
ログインで進めてもちろんトーク履歴を復元します。
するとあ~ら不思議。
さっきまで0.5GBもあったLINEがたったの0.17GBに。
もちろんスタンプは再度ダウンロードが必要になりますが、それでも全然減ります。
これはなぜかというとアプリって使ってるうちにいろんな情報を貯めこんでるんですよね。
そこで一回削除することによって無駄な情報が消えるので軽くなるわけです。
Androidの人やiPhoneでもバックアップはいらないって人ならもっと削減できます。
LINEだけでなく他のゲームなどのアプリもこの方法で容量を減らすことができます。
ただし、ちゃんと引継ぎをしていないと再インストールしたときにデータが空っぽなんてことになっちゃうので一個ずつ引継ぎをして慎重に行いましょう。
写真の容量が大きすぎる!!!
恐らく容量不足に悩んでる人のほとんどがこれでしょう。
写真がたまりすぎて容量がいっぱい。
写真って手軽に撮れるけど容量けっこう使うし、かと言って消すに消せないのが難点です。
とは言え貯まり続ける写真を一生iPhoneに入れておくなんてことはなかなかできないので困っちゃうわけです。
さすがにiPhone7の256GBなら数十万枚の写真が入るので問題ないですが、もしもiPhoneを壊してしまったり、なくしてしまったらおしまいです。
すべてのデータとさよならになっちゃいます。
そこでお勧めしたいのがクラウドサービスってやつです。
クラウドサービスって何?
クラウドサービスとは、iPhoneの写真を本体じゃなくてインターネット上に保存しちゃおうってことです。
今まではiPhoneに保存してあった写真をインターネット上に保存することで、iPhoneからは消してしまっても大丈夫になります。
今回自分がおススメしたいのはGoogleの提供しているGoogleフォトです。
Googleフォトってすごい!
Google(グーグル)フォトのいいところはシンプルに一つ!
写真や動画を無制限で保存できる
他にもいろいろ特徴はありますが、圧倒的にここが大きいです。
写真は100枚だだろうと、1000枚だろうと、10000枚だろうと、10000000000000000枚だろうと無料で保存できます。
もちろん写真だけでなく動画も何枚でも大丈夫。
クラウドサービスといえばDropBoxも基本無料なんですが、たったの2GBしか使えないし、たくさん使おうとすると1TB(1000GB)で月に1000円もかかってしまいます。
またiPhoneの人はiCloudというクラウドサービスでバックアップを取れるんですが、5GB以上は月額料金を払うことでもっとたくさんバックアップできるようになります。
20GB | 130円/月 |
200GB | 400円/月 |
2TB(2000GB) | 1,300円/月 |
iCloud のストレージプランと料金 - Apple サポート
たぶん容量に困ってる人たちは20GBじゃ足りないと思うので最低でも200GBのプランいなると思いますが、月400円が1年で4800円、2年で約1万円です。
2年ぐらいならともかく今後もスマホを使うことを考えるとちょっと高いですね。
他にも無料のクラウドサービスはあるのですが、動画は無制限じゃなかったり、サービスがすぐに終了してしまったりと安心して使えるサービスが少ないんです。
Googleフォトなら恐らくGoogleがなくなるまで大丈夫でしょう。たぶん。
逆にタダで無制限で使えるGoogleフォトにも弱点が3つあります。
①画質が下がる
②データ通信を使う
③表示が遅い
①はGoogleフォトの弱点ですが、②と③はクラウドサービス全般の弱点です。
Googleフォトでは写真や動画を枚数的には無制限で保存してくれますが、画質はちょっと圧縮されます。
たとえばXperia(エクスペリア)とか最新のAndroidはカメラの画素数が2000万画素を超えるものがあるのでその写真は1600万画素レベルに圧縮されます。
つまり画像が荒くなるってことです。
もちろんスマホの写真だけではなく、1600万画素以上のデジカメで撮った写真も圧縮されます。
でもiPhoneのカメラは最新のiPhone7でも1200万画素ぐらいなのでGoogleフォトならほぼ画質は変わりません。
我が家ではiPhoneで撮った写真や約2000万画素の一眼レフで撮った写真を、年に1度か2度アルバムにして印刷するんですが、それで見る分にはGoogleフォトに保存した写真でも全く問題ありません。
年間数百枚(子どもが生まれてからは数千枚)撮る写真が全部保存できるんなら多少画質が悪くなっても問題ありませんね。
ちなみにスマホで見る分には全くわかりません。
②のデータ通信を使うというのは、写真がインターネット上に保存してあるため写真を見るためにはインターネットに接続する必要があるということです。
なのでdocomoやau、ソフトバンクで契約しているギガ(通信容量)を使うことになりす。
動画を見る場合は、YouTubeを見るのと変わらないぐらい使ってしまう場合もあります。
最後に③の表示が遅いってのは通信制限がかかってると写真がなかなか表示されなかったりすることもあるし、通信制限がかかってなくても動画だと見るのにちょっと時間がかかることもあります。
とは言え、無料で何枚でも保存できるんならここはそんなに困ることはないんじゃないかなと思います。
唯一自分があったのは格安スマホだと動画を人に見せようとしたときになかなか再生されなくて困ったぐらいですかね。
Googleフォトを使ってみよう
iPhoneの人はこちらから。Androidの人はPlayストアから」Googleフォトで検索しましょう。
最近のAndroidだと最初っから入ってる場合も多いです。
iPhoneの人もAndroidの人もGoogleフォトを使う為にはGmailが必要になります。
Androidの人はみんな持ってるでしょうが、iPhoneの人は持ってない人に多いと思うのでGmailを作る必要があります。
Googleフォトのアプリを開くとログイン画面が出て来るので~Gmailを持ってるならログインして、持ってない人アカウントを作成しましょう。
Googleにログインしたらすぐに「高画質」と「元のサイズ」を選ぶ画面が出てきます。
高画質が無制限で保存できる方で、元のサイズは画質はそのままですが15GBまでしか保存できません。
あとはほっとけばiPhoneに入ってる写真はGoogleフォトにバックアップされます。
基本的にバックアップのタイミングはWi-Fiに繋がってればやっといてくれます。
写真の右下にくるくるの矢印がある写真はバックアップ前、何にも書いてないのがバックアップされた写真なのでiPhoneの「写真」アプリから消しちゃってOKです。
写真を消すとき気を付けてほしいのがGoogleフォトの方で消さないこと!
Googleフォトの方で消したら写真はもう帰ってきません。
まあゴミ箱から60日間は復元できますが。
Googleフォトを使う為に注意すること
Googleフォトを使う上で気をつけて欲しいのがWi-Fi(ワイファイ)です。
本来GoogleフォトはWi-Fiを使って写真のバックアップを行います。
そのため本来はWi-Fiがないとバックアップされないんですが、設定を変更しておけばWi-Fiなしでもバックアップを取ることができます。
ただし、Wi-Fiなしでバックアップを取るということはギガ(通信容量)を使っちゃうってことです。
あんまり大量の動画を撮ってバックアップしちゃうとすぐに通信制限が掛かっちゃう可能性があるので気を付けましょう。
あとは次の機種変更の時にGmailとパスワードを忘れちゃうと、新しいスマホにした後でGoogleフォトが使えなくなってしまいます。
Gmailとパスワードは絶対に忘れないようにしておきましょう。
便利なGoogleフォト
無料で何枚でも写真を保存しておいてくれる便利なGoogleフォトですが、他にもいろんな便利機能があります。
①写真の検索
最近いろんなところで流行ってる顔判別機能。
そのうち家の鍵とか無くなりそうですね。
Googleフォトもこの機能があって、同じ顔の人を一覧で出してくれます。
ただでさえ多い写真ですが、顔以外にも場所やものの名前で写真の検索ができます。
猫の写ってる写真を探したければ「猫」
帽子をかぶってる写真なら「帽子」
食べ物の写真なら「ごはん」とか「食事」とか
ちなみに「犬」で検索したら動物園のヤギとかカンガルーの写真が出てきたw
写真は増えれば増えるほど、いつ撮った写真かわかんなくなって見たい時に探すのが大変なのでこれがあると探すのがかなり楽になります。
②写真の編集
せっかく撮った写真はいい感じにしておきたいですよね。
iPhoneとか最近のスマホだと元々写真の編集機能が付いているスマホが増えてきました。
撮った写真が暗くてイマイチな場合、明るさをアップしてあげたり、斜めになってる写真をまっすぐにしたりすることによってもっといい写真になります。
写真だけじゃなくて動画も編集できます。
動画は明るさとかは変えれないんですが、動画の余分なところをカットして短くしたり、横向きで撮りたかったのに縦向きになっちゃった動画を横向きにしたりできます。
あとAndroidなら手振れ補正(スタビライズ)もできます。
Googleフォトでスタビライズ(手振れ補正)ができるようになった! - 格安スマホって何じゃらほい?
さらに写真を撮影した日も編集できます。
自分で撮った写真はいいんですが、友達からLINEで送ってもらった写真って撮影日ではなく保存した日にちで記録されてしまいます。
iPhoneだけだと日付を変更することはできませんが、Googleフォトなら日付を変更できるのであとからもらった写真も日付時間ごとに表示できるようになります。
最近Googleは新しくフォトスキャンっていう昔の印刷した写真を読み取るアプリをリリースしました。
その写真も日付を変更すれば古い方に表示できますね。
③アルバム機能
検索機能があると言ってもやっぱりアルバムを作っておいた方があとから写真を探しやすくなります。
「箱根旅行の写真」「結婚式の写真」「ディズニーランドの写真」って感じで、写真をアルバムにまとめて置けば見たい時にすぐに見れるようになります。
④アシスタント
個人的にはこれはいらないんですが、Googleフォトがアルバムやムービーを作ってくれます。
例えば2017年6月16日にたくさん写真を撮っているとその日の写真をフォトムービーにしてくれたり、連写した写真をアニメーションみたいにしてくれたり。
⑤動画作成
これはめちゃくちゃ気に入ってて、元々はiPhoneアプリのiMovieで撮った動画を編集してたんですが、最近はGoogleフォトを使うことが増えてきました。
動画に文字を入れることはできないんですが、カンタンなので重宝してます。
詳しくはこっちに記事を見てね。
Googleフォトで動画が編集可能に! - 格安スマホって何じゃらほい?
写真をGoogleフォトでバックアップすることでiPhoneの容量を劇的に減らすことができるようになります。
しかもGoogleフォトはバックアップだけじゃなくとっても便利なアプリなので入れてお入れ損はなし!!!
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