日本人の半分が使ってると言われるiPhone。
なんでそんなに人気があるのかというと、シンプルで安定して使えてなおかつケースも多いというのが一般的な理由だと思います。
さらに海外だとiPhoneは高い、Androidは安いって感じですが、日本だとiPhoneもAndroidもそこそこ高い。
しかも以前は一括0円で買えたので、iPhoneを持ってる人は非常に多いです。
ところがここ1~2年、乗り換えで一括0円とか高額キャッシュバックが総務省の規制によりなくなり、さらに格安スマホの人気が出てきたことにより、安くて性能のいいAndroidスマホが手に入るようになってきました。
しかしAndroidはケースが少なかったり、不満に思っている人の覆うのが実際のところで、調査によるとAndroidを使ってる人でもiPhoneを使いたいと思ってるようです。
格安SIMで使いたいスマホ、Androidユーザーでも半数は「iPhone」 - ケータイ Watch
今日はiPhoneを格安スマホで使う方法についてみていきましょう。
□もくじ
キャリアのiPhoneを使おう
現在、ドコモ・au・ソフトバンクでiPhoneを使っている人ならそのiPhoneをそのままで格安スマホにすることができます。
ドコモの人ならプロファイルの設定をするだけですべてのiPhoneをほとんどの格安スマホで使うことができます。
一方、au・ソフトバンクの人はiPhoneの機種や格安スマホが限定される場合があります。
まず、iPhone6s・iPhone6sPlus、iPhoneSE、iPhone7、iPhone7Plusを使っている人なら「SIMロック解除」をするだけで今のiPhoneを格安スマホで使うことができます。
SIMロック解除はauならインターネットで「お客様サポート」から無料でできるし、ショップでも3000円(税抜)で可能です。
ただし、iPhoneを買ってから101日が経過している必要があります。
以前は半年使っている必要がありましたが、短くなりました。
ソフトバンクの人も同じようにインターネットからマイソフトバンクなら無料で、ショップなら3000円で解除できます。
あとは格安スマホの契約をして、新しいSIMをiPhoneに指して、格安スマホのプロファイル設定を行えば電話もネットも使うことができます。
これで月々のiPhone代を10000円近く払ってたような人も、格安スマホで2~3000円程度で使うことができます。
注意点としては、タイミングによって2年縛りの解約金がかかることがあるのと、iPhoneの分割金(割賦金)はそのまま払い続ける必要があります。
しかもSIMロックを解除しておけば海外に行ったとき現地のSIMカードでiPhoneが使える点も非常に便利です。
SIMフリーiPhoneを使おう
ドコモ・au・ソフトバンクから販売されているiPhoneだとSIMロック解除の必要がありますが、元々SIM]ロック解除の必要がないiPhoneも売られています。
SIMフリーのiPhoneはAppleストアやappleのオンラインストアで購入することができます。
品質や性能はドコモなどで売られているiPhoneと全く変わりません。
元々SIMフリーなので、そのまま海外に持って行ってiPhoneを使うことができます。
とは言え、インターネットでスマホを買うのはちょっと怖いし、appleストアは全国に数店舗しかないのでなかなかハードルが高いのが正直なところ。
では格安スマホでiPhoneが買えるところを見てみましょう。
iPhoneが買える格安スマホ
2017年9月現在、iPhoneが買える格安スマホの会社はあまり多くありません。
・ワイモバイル(iPhoneSE)
・UQモバイル(iPhoneSE)
・もしもシークス(iPhoneSE、iPhone6s、iPhone6sPlus)分割不可
・楽天モバイル(iPhoneSE、iPhone6s、iPhone6sPlus)
代表的なのはこの4社で、すべて最新のiPhone7の取り扱いはありません。
さらにワイモバイルとUQモバイルはiPhoneSEのみ。
もしもシークスは分割で購入できない。
楽天モバイルは機種によって色と容量が限られているという弱点があります。
その中でも9月から発売開始した楽天モバイルなら、
iPhoneSE 16GB ゴールド
iPhone6s 16GB ゴールド
iPhone6sPlus 64GB シルバー
iPhone6sPlus 128GB シルバー
を買うことができます。
ワイモバイルとUQモバイルで扱っているiPhoneSEは性能的には高いものの、画面が小さく片手でスマホを使いたいという人にはいいですが、誰にでもちょうどいいという機種ではありません。
特に最近のスマホは画面サイズも大きいものが多いので、iPhoneSEだとかなり小さく感じてしまいます。
iPhone6sが買えるのは非常にいいんですが、容量が16GBとちょっと小さいのが難点です。
色もゴールドの一色ですしね。
とは言え、もしもシークスに比べ本体代金も安く、さらに分割で本体を購入できるのも楽天モバイルのiPhoneの強みです。
では楽天モバイルでiPhoneを買う場合、毎月いくらぐらいになるのでしょうか?
楽天モバイルのiPhone
まず楽天モバイルのiPhoneは「メーカー認定整備済みiPhone」というもので、ドコモなどで売っている新品のiPhoneとはちょっと違います。
メーカー認定整備済みiPhoneとは何かと言うと、iPhoneを買ったけど画面が映らないなどの初期不良があったものをアップルが回収し、きちんと修理をし再販したものが「メーカー認定整備済みiPhone」です。
つまり一度販売したけど、初期不良などによって帰ってきたiPhoneをもう一度販売しているものになります。
言っちゃうと中古です。
ただし限りなく新品に近い中古。
もちろん傷や汚れは全くと言っていいほどありません。
中古とか初期不良とか聞くとちょっと不安になりますが、アップルのちゃんとした整備をされたものなので故障などの心配もほぼありませんし、アップルのメーカー保証(Apple Care)が1年間はついているので初期不良が見つかった場合は無料で交換してもらえます。
楽天モバイルの長期優遇ボーナスを適用すればかなり安い金額でiPhoneが変えるので、格安スマホでiPhoneを使いたい人にとってはかなり有力な選択肢になるでしょう。
楽天モバイルの料金プラン
楽天モバイルには2種類のプランがあります。
・スーパーホーダイ
・組み合わせプラン
スーパーホーダイ
スーパーホーダイは通話とネットがセットになったプランで、いわゆる通話SIMです。
そのため、通話一切しないという人は選ぶことができません。
プランS・プランM・プランLの3つのプランがあり、どのプランを選んでも5分以内の通話が無料で、さらに通信制限がかかってもそこまで遅くならないのが特徴です。
では料金と通信制限を見てみましょう。
プランS | プランM | プランL | |
月額 | 2,980円/月 | 3,980円/円 | 5,980円 |
通信制限 | 2GB | 6GB | 14GB |
楽天会員で新規またはMNP(乗り換え)ならさらに1年間は1000円引き。
ダイヤモンド会員ならさらに500円引きです。
楽天カードを持っててしょっちゅう楽天で買い物をする自分はダイヤモンド会員なのでプランSなら1年目は1480円で使うことができます。
このプラン、実はワイモバイルとUQモバイルとそっくりです。
しかし細かくみると違う点がいくつかあります。
①ワイモバイルは10分間無料、UQモバイルはアプリがなくても5分無料
②2年後も通信制限は同じ
③通信制限がかかってもそこまで遅くない
楽天モバイルでは通話を5分無料にするためには「楽天でんわ」アプリを使うか、相手の電話番号の前に「003768」を付けて電話をかける必要があります。
それに対して、ワイモバイル・UQモバイルならそのまま通常の電話アプリを使って電話をかければ無料になります。
アプリを使うのは最初はちょっとなれませんが、慣れるとそんなに気になりません。
気になる通話の品質ですが、楽天でんわのアプリは050plusやLINEの無料通話と違って通常の電話なので通話品質はドコモなどと変わらず遅れたり途切れたりすることなく使えます。
そしてワイモバイルとUQモバイルも同じようにプランSなら2GB、プランMなら6GB、プランLなら14GBまで使うことができますが、2年後は半分の1GB、3GB、7GBに減ってしまいます。
そして最後が楽天モバイルのこのプランの最大の特徴で、通信制限を使いきったとしても通信速度がそこまで遅くなりません。
通常だと通信制限がかかった場合は遅すぎてネットで検索はできたもんじゃない。
動画なんてもってのほかです。
しかし楽天モバイルなら制限後も1Mbpsというスピードです。
1Mbpsと言われてもピンときませんが、ネットで検索をするぐらいなら問題ないですが、動画はちょっと待たされる程度です。
つまりめちゃくちゃ早いというわけではないが、遅すぎて困るほどでもないということです。
ただし、12:00~13:00と18:00~19:00の間はもっと遅い300Kbps(0.3Mbps)になるのでこれはちょっと遅めです。
スーパーホーダイ自体が通話がそこまで多くなく、初めて格安スマホを使う方向けのシンプルなプランです。
それに対して、組み合わせプランは自分がどのぐらい通信を使うかをしっかりと
把握してなければいけません。
長期優待ボーナス
通常であれば楽天モバイルには最低利用期間が12カ月あります。
もし楽天モバイルを契約して12カ月以内に解約してしまうと9,800円の解約金が発生します。
ドコモやau、ソフトバンクが2年ごとの自動更新なのに対し、楽天モバイルは1年たったらいつ解約しても確約金はかかりません。
そこに「長期優待ボーナス」を適用するとちょっと変わります。
長期優待ボーナスには「2年」と「3年」の二種類があり、それぞれ割引金額と解約金が異なります。
まず長期優待ボーナスの2年(スーパーホーダイ2年契約)に加入するとiPhoneの本体代金を1万円割引してくれます。
ただし、1年以内に解約すると19800円の解約金1~2年の間に解約すると9800円の解約金がかかってしまいます。
要するに安くするから長く使ってねってことです。
※楽天モバイル公式サイトより
長期優待ボーナスの3年(スーパーホーダイ3年契約)ならiPhoneの本体代金を2万円割引。
その代わり、1年以内の解約には29,800円、1~2年の間の解約で19,800円、2~3年目の解約で9800円の解約金がかかります。
つまり1年目で解約してしまうと全く得をしないということです。
とは言え、スマホなんて買ったら2年ぐらいは使うものなので2年は問題ないでしょう。
しかし、3年は機種によってはちょっときびしいかもしれませんが、iPhoneぐらい性能のいいスマホなら安心して3年ぐらい使うことができると思います。
場合によっては途中で1回ぐらい電池は交換した方がいいかも。
ここで気を付けておきたいのが、2年または3年ちゃんと使えるかどうかです。
性能的には特に問題ないはずのiPhoneですが万が一、iPhoneを壊してしまった場合や失くしてしまった場合、高額な費用が発生する可能性があります。
ちなみにアップルで電池交換した場合8800円。
例えばiPhone6sの画面が割れてしまった場合、保証(Apple Care+)に入っていれば3400円で修理できますが、保証に入っていない場合14800円の修理代金がかかります。
修理代金が高いからと言ってもう機種変更しちゃおう!というわけにはいきません。
一番怖いのがスマホをなくしたときです。
ドコモのiPhoneであれば「ケータイ補償サービス」でiPhoneをなくした場合でもiPhoneを用意してくれますが、楽天モバイルではもう買い替えるしか方法がありません。
楽天モバイルを使ってさえいれば機種を変えても解約金はかからないので、その場合は仕方がないのでSIMフリーの安いスマホを買うしかないですね。
保証
楽天モバイルでiPhoneを買う場合、2種類の保証があります。
一つ目がアップルの「Apple Care+」で、14800円で2年間の保証が付きます。
画面が割れてしまった場合でも3,400円、その他の破損は11800円で2年間で2回まで修理をしてくれます。
ただし、楽天モバイルでは加入することができず、iPhoneを買った後で自分で申し込む必要があります。
製品の保証状況とサービス期間を確認する - Apple サポート
そしてもう一つが楽天モバイルの提供する「つながる端末保証」です。
月額500円で5万円以下の修理なら無料でできるというものです。
iPhoneの場合、内容がちょっとはっきりしないんですが楽天モバイル指定の修理業者に出す必要があるそうです。
アップルの正規サービスプロイダーじゃないんでしょうか?ちょっと調べてみますがとりあえず不明です。
端末料金
さて気になる本体代金です。
iPhoneSE 16GBゴールドの定価が39,800円。
長期優待ボーナス3年だと20000円割引され、19800円となります。
楽天モバイルの分割は、楽天モバイルに対して分割払いをするのではなくあくまでクレジットカードでの分割となるため分割手数料がかかります。
ただし!楽天カードなら分割手数料なしです。
ってことは24回払いで月825円となります。
iPhone6s 16GBゴールドは定価56800円。
長期優待ボーナス3年だと36800円。
24回分割で月1533円です。
iPhone6s Plus 64GBシルバーは定価72800円。
長期優待ボーナス3年だと52800円。
24回分割で月2200円です。
iPhone6s Plus 128GBシルバーは定価79800円。
長期優待ボーナス3年だと59800円。
24回分割で月2491円です。
iPhoneSE 16GBゴールド | iPhone6s 16GBゴールド | iPhone6s Plus 64GBシルバー | iPhone6s Plus 128GBシルバー | |
定価 | 39800円 | 56800円 | 72800円 | 79800円 |
長期優待ボーナス3年(2万円引き後) | 19800円 | 36800円 | 52800円 | 59800円 |
分割24回 | 825円 | 1533円 | 2200円 | 2491円 |
楽天モバイルだと分割金は税込みになってますね。
一番安いiPhoneSEをプランSなら、ダイヤモンド会員だと1年目は2305円で使えるのでめっちゃ安いっすね~
自分も楽天モバイル使ってましたがやっぱり格安スマホなので、通信速度はそこそこです。
日中とか動画を見るのもきついこともありました。
ただしそこが問題なければまず間違いなく安くスマホを使うことができます。
楽天モバイルの窓口が家の近くにあるとなおいいんですけどね~