これからスマホを使おうという人にも、今までずっとAndroidのスマホを使っててiPhoneを使ったことがない人も、さらには今iPhoneを使っているけどそろそろ機種変更を考えている人も、iPhoneの選び方ってなかなか難しいんですよね。
今日はまずどんなiPhoneがあるのかを紹介して、いろんなパターンごとにどのiPhoneを選ぶのがいいのか見ていきましょう。
◽︎もくじ
iPhoneの種類
2017年9月現在、全部で8種類のiPhoneがあります。
①iPhoneX(テン)
②iPhone8(エイト)
③iPhone8Plus(エイトプラス)
④iPhone7(セブン)
⑤iPhone7Plus(セブンプラス)
⑥iPhoneSE(エスイー)
⑦iPhone6s(シックスエス)
⑧iPhone6sPlus(シックスエスプラス)
一番上のiPhoneXが一番新しく2017年11月2日発売のためまだ購入することはできませんが10月27日より予約開始で、iPhone8とiPhone8lusに関しては9月22日発売となっています。
一番下のiPhone6s・iPhone6sPlusが現在販売されているiPhoneの中では一番古いモデルとなります。
ではそれぞれのiPhoneにどんな特徴があるのでしょうか?
iPhoneX
今年でiPhoneが10周年を迎えるにあたってプレミアムモデルとして発表されたのがこのiPhoneXです。
Xはエックスではなく数字のテン(10)です。
iPhoneXの一番の特徴は大画面とワイヤレス充電で、おもての画面側にはボタンが一切なくほとんどが画面です。
そのため過去のiPhoneと比べるとホームボタンがないため操作方法が多少変わりますが、サイズはiPhone7よりちょっと(数ミリ)大きいだけなのにどのiPhoneよりも画面が大きいです。
大きいだけでなくOLEDという新しい画面なのでとっても明るく鮮やかで、さらに目に優しく疲れにくくなっています。
意外とスマホの画面ってずっと見てると目や肩が凝りますよね。
ワイヤレス充電とは専用の充電台にiPhoneを置くだけで充電できるというもので、今までiPhoneは充電ケーブルを差し込む必要がありましたが置くだけで充電できるようになりました。
充電ケーブルって意外とよく壊れるもので、早い人だと2〜3ヶ月でケーブルが壊れます。
ワイヤレス充電ならケーブルに差し込む必要がないのでケーブルがダメになりません。
ただし、ワイヤレス充電ができる充電台は別売りです。
他にも今までのiPhoneよりもカメラの性能はかなり上がり、特に手ブレに強く、遠くのものをアップして撮るのに強くなりました。
とは言えどのiPhoneもかなり写真はきれいなんですが、写真にこだわりたい人にはぴったりです。
iPhone8・iPhone8Plus
iPhoneXと同時に発表され、9月22日から販売開始したiPhone8とiPhone8Pus。
iPhone8とiPhone8Plusの違いは画面の大きさで、小さいのがiPhone8、大きいのがiPhone8Plusです。
基本的な性能はほとんどかわりませんが、iPhone8Plusの方がカメラ機能が優秀で望遠レンズが付いていたり、手ブレに強いので運動会の写真や動画を撮る場合などとても便利です。
画面サイズはiPhone8が4.7インチ、iPhone8Plusが5.5インチとiPhoneXに比べるとどちらも小さく、特にiPhone8Plusに関してはiPhoneXと比べると画面は小さいのに本体は大きいというよくわかんない仕様になってます。
今回Plusを出す必要が本当にあったのか疑問です。
iPhone8とiPhone8Plusの特徴はワイヤレス充電。
iPhoneXと同じですが、専用の充電台に置くだけで充電できます。
個人的な意見として、板型の置くだけ充電はちょっとずれると充電されなくて不便なので、滑り止めが付いているか、スタンド型の充電台の方がオススメです。
使ってみないといまいちよさがわからないワイヤレス充電ですが、使ってみるととても便利!少し感動しますw
iPhoneXとちがい、今までのiPhoneと同じようにホームボタンがあるので基本的な使い方は今までと変わらないってのもいいですね。
iPhone8はiPhone7と同じ形、iPhone8PlusはiPhone7Plusと同じ形・大きさなのでケースやフィルムはおんなじものが使えます。
iPhone7・iPhone7Plus
2016年9月に発売されたiPhone7とiPhone7Plus。
iPhone8とiPhone8Plusと同じようにちがいは大きさとカメラ性能。
特徴は過去のiPhoneになかった耐水(防水)とおサイフケータイが使えるようになったことです。
あくまで耐水なので水の中で使うためには作られていませんが、ちょっとした水濡れ程度なら全く問題ありません。
ちなみに洗濯機で洗っちゃったけど大丈夫だったと言う知り合いもいます。
おサイフケータイはAndroidのスマホは昔から付いていたので、suicaやPASMOと言った交通系ICカードをスマホで使いたい人はどうしてもiPhoneは選択肢から外れてしまっていました。
それが使えるようになったんで、これまでしぶしぶAndroidを選んでた人もiPhoneを使えるようになりました。
もちろん耐水もおサイフケータイも最新のiPhoneXとiPhone8、iPhone8Plusも使えます。
そして過去のiPhoneと一番ちがったのがイヤホンジャックがなくなったことです。
じゃあどうやってイヤホンを使うのかと言うと、Blueooth(無線)イヤホンを使うか、専用の変換ケーブルをLightningコネクタ(充電器の差込口)にさして使います。
変換ケーブルを使うと充電しながらイヤホンが使えないという弱点もあるんですが、今後のことを考えるとBluetoothイヤホンデビューをオススメします。
もちろんiPhoneXとiPhone8、iPhone8Plusもイヤホンジャックはありません。
iPhone7発売に合わせて作られたアップルのBluetoothイヤホンAir Pods(エアーポッズ)は非常に便利なんですが、17000円とめっちゃ高いのが難点です。
iPhoneSE
2016年3月と言う中途半端な時期に発売されたiPhoneSEは現行のiPhoneで一番コンパクトなiPhoneです。
画面サイズは4インチとAndroidのスマホも含め最近のスマホの中では一番小さいスマホです。
そのためiPhoneSEは片手で使うのにちょうどよく、キーボード入力は片手で使えます。
iPhone7ぐらいになると手の小さい女性とかはちょっと片手だと入力しずらいですね。
(iOS11からキーボードの片手モードが搭載されたのでiPhone7でも片手で入力できると思います。片手モードのキーボードの大きさがちょうどiPhoneSEとほぼ同じぐらい。iPhoneSEは片手モード対応してません)。
性能的にはiPhone6sとほとんど同じですが、内側のカメラ(インカメラ)の性能がちょっと低めなのでよく自撮りをするとか、カメラの画質にこだわりたい人にはちょっと向いてません。
防水やおサイフケータイはついていませんが、イヤホンジャックがあります。
見た目はもっと昔に発売されたiPhone5やiPhone5sと同じなのでケースやフィルムも同じものを使えますが、iPhone8やiPhone7に比べると少なめです。
iPhone6s・iPhone6sPlus
今まで紹介したiPhoneはドコモ・au・ソフトバンクで購入することができ、iPhoneSEに関してはワイモバイルでも購入することができますが、現在このiPhone6sとiPhone6sPlusは格安スマホでしか買えません。
もちろん中古とかなら別だけど。
ちがいはiPhone8やiPhone7同様に、小さいのがiPhone6sで大きいのがiPhone6sPlusでiPhone6sPlusの方が手ブレに強いぐらいで性能はおんなじです。
サイズはiPhone6sはiPhone7と同じ、iPhone6sPlusはiPhone6sとおんなじです。
古い機種なので防水とおサイフケータイはついていませんが、イヤホンジャックがあるので通常のイヤホン派にはうれしいところです。
iPhone6sとiPhone6sPlusを取り扱っている格安スマホは何社かありますが、分割払いができて安定的に販売されているのは今のところ楽天モバイルぐらいでしょうか。
iPhoneの選び方
さてこれで全8種類のiPhoneを紹介しましたが、それぞれいろんな特徴があり、結果どう言う基準でどのiPhoneを選べばいいのかわかりません。
ではiPhoneを選ぶための4つの基準をみていきましょう。
ケータイ会社を選ぼう
今までケータイを買うといえばドコモかauかソフトバンクでした。
最近ではワイモバイルやLINEモバイルなどなどたくさんの格安スマホができてきたので3社以外の選択肢もあります。
しかしiPhoneの種類によっては取り扱っていない会社もあるのでまずは自分がどこのケータイ会社を使うのかを決めましょう。
ドコモ、au、ソフトバンクではiPhoneX・iPhone8・iPhone8Plus・iPhone7・iPhone7Plus・iPhoneSEの取り扱いがあり、おそらくiPhone6sやiPhone6sPlusはもう在庫がなく取り扱っていないでしょう。
逆にワイモバイルやUQモバイルではiPhoneSEの取り扱いはありますが、それ以外のiPhoneは販売されていません。
楽天モバイルもiPhoneSEとiPhone6sとiPhone6sPlusのみで最新のiPhoneは取り扱っていません。
今使っているケータイ会社をそのまま使うならもちろんそのままのケータイ会社を使うしかありませんが、ドコモ・au・ソフトバンクの人なら通話時間や通信量によっては格安スマホにした方が安くできる可能性が高いです。
また格安スマホは本体は別で買って、契約だけその会社とすることもできます。
例えばLINEモバイルはiPhoneの取り扱いがありませんが、SIMフリーのiPhoneや中古のiPhoneを買えばLINEモバイルでiPhoneを使うことができます。
以外とみんなそんなにケータイ会社にこだわりはないのにそのままの会社を使ってて損してる場合もあるので、見直してもらうとめっちゃ安くなる場合もあります。
格安スマホでiPhone8やiPhoneXを使おう! - 格安スマホって何じゃらほい?
画面サイズでiPhoneを選ぼう
スマホを選ぶ上で一番重要とも言えるのが画面のサイズです。
スマホの使い方によってちょうどいいサイズは人それぞれちがうのでこのサイズが一番いい!とは言えません。
では自分がスマホを使ってどんなことをするのかを考えてみましょう。
・LINE
・動画
・地図
・インターネット
・読書(電子書籍)
・ゲーム
・写真
まあざっくりとこんなもんでしょうか。
ではこの中で大画面が向いてるのはどれかと言うと「動画」「インターネット」「読書」「ゲーム」でしょう。
ただし動画といってもYouTubeでミュージックビデオやおもしろ映像などを見るぐらいなら大画面じゃなくても問題なく、NetflixやAbemaTVなど映画や番組をがっつり見るなら大画面の方がオススメです。
インターネットもちょっと検索するとかネットショッピングぐらいなら大画面の必要はありませんが、長文の記事を読むとかなら大画面の方が楽です。
自分はすでに紙の本は買うのはやめていて完全に電子書籍しか読まないんですが、やっぱり便利です。
かさばらないし、安いし。
ただ電子書籍を読むんならかなり大きめのスマホがオススメで6インチぐらいあるとかなり読みやすいです。
漫画で文字が多いコナンとかみたいなやつなら6.4インチのXPERIA Z Ultraとか6.8インチのASUSのZen Fone 3 Ultraみたいなかなり大きいスマホの方がオススメです。
自分は6.4インチのXiaomi(シャオミー)MI MAX使ってます。
【XPERIA Z Ultra後継機】Xiaomi Mi MAX 2が発売! - 格安スマホって何じゃらほい?
ちょっと脱線しましたが、iPhoneの画面サイズは簡単に言うと特大・大・中・小の4種類あります。
特大:iPhoneX(5.8インチ)
大:iPhone8Plus・iPhone7Plus・iPhone6sPlus
中:iPhone8・iPhone7・iPhone6s
小:iPhoneSE
なるべく大きな画面がいいと言うことであれば間違いなくiPhoneXです。
画面が大きいのに本体サイズは大のPlusシリーズよりもだいぶ小さくていいですね。
Plusシリーズは画面は大きくて使いやすいんですが、電子書籍でマンガを読むのにはちょっと小さすぎて向いてません。
また本体サイズが大きすぎてズボンポケットに入れるとちょっと邪魔だし、シャツの胸ポケットは無理です。
ちなみに現状一番売れてるのは4.7インチの中サイズ。
ある程度の大きさがあるのでちょっとした動画を見るぐらいなら問題なく、かといって小さすぎないので画面もみやすいです。
ズボンのポケットや胸ポケットもいけます。胸ポケットはよく落とすからおすすめしませんが。
iPhoneを片手で操作したいなら完全にiPhoneSEです。
電車に乗ってるときに片手はつり革、反対の手でiPhone操作です。
大きいiPhoneにも簡易アクセスといって片手でも操作できるような機能がありますが、しばらく使ってみたけどちょっと不便で自分はなれませんでした。
簡易アクセスを使うにはホームボタンを2回ポンポンと押すと画面が下に下がってきます。カチッとやっちゃダメだよ。
さらにiOS11からキーボードの片手モードが使えるようになったので、大きいiPhoneでも片手で文字入力が楽にできるようになりました。
となると小さいiPhoneのメリットってあんまりないんですが、やっぱり持ち運びにかさばらないのはいいです。
性能や機能でiPhoneを選ぼう
大きさも重要ですが、iPhoneによっては性能や機能が異なります。
では重要な機能をわかりやすく比較してみましょう。
iPhoneX | iPhone8 iPhone8Plus | iPhone7 iPhone7Plus | iPhoneSE | iPhone6s iPhone6s | |
カメラ画素数 外・内 | 1300万 700万 | 1300万 700万 | 1300万 700万 | 1300万 120万 | 1300万 500万 |
セキュリティ | 顔 | 指紋 | 指紋 | 指紋 | 指紋 |
防水 | ◯ | ◯ | ◯ | ✖️ | ✖️ |
おサイフケータイ | ◯ | ◯ | ◯ | ✖️ | ✖️ |
イヤホンジャック | なし | なし | なし | あり | あり |
充電 |
Lightning ワイヤレス |
Lightning ワイヤレス |
Lightning | Lightning | Lighning |
画面 |
めちゃくちゃ 綺麗 |
めっちゃ綺麗 | かなり綺麗 | いまいち | かなり綺麗 |
そもそもすべてのiPhoneが性能自体はそこそこいいので、フツーに使うぶんには全然困りません。
電池持ちはPlusシリーズの方が電池が大きいのでそのぶん長持ちです。
iPhoneSEの弱点は内側のカメラ(インカメラ)ですね。
120万画素ってもう5年ぐらい前のスマホレベルです。
自撮りをよくする人ならiPhoneSEは避けた方が無難ですね。
iPhoneXの顔認証(FaceID)はまだ発売前でその性能や便利さはわかりませんが、わざわざiPhoneの画面に顔を向けなくちゃいけないのがだるいなと思います。
指紋認証(TouchID)のiPhoneならポケットに入れといても持ち上げるときにホームボタンに指を置けば画面をみたときにはすでにロック解除されています。
iPhoneSEとiPhone6s・iPhone6sPlusは防水やおサイフケータイがないのが困ったところです。
比較的安く使えるこの3機種でこの2つがついてれば選択肢に上がってくる人もいたのに。
金額でiPhoneを選ぼう
iPhoneは大きさもちがえば性能もちがいます。
そのためiPhoneによって金額がちがい、11月発売のiPhoneXはなんと10万円越え、、、
逆にiPhoneSEなら5万円以下で買うこともできます。
ドコモやau、ソフトバンクで買うのか、ワイモバイルやUQモバイルや楽天モバイルなどの格安スマホで買うのか、SIMフリーのiPhoneを買うのかによって金額はちがいます。
そして同じiPhoneでも容量のちがいがあります。
iPhoneXは64GBと128GBという2つの容量があり128GBの方が17000円高くなります(SIMフリー版の場合)。
容量とはiPhoneにどのぐらいのデータを保存できるかの量のことで、Androidのスマホやガラケーと違ってiPhoneはSDカードを入れることができません。
そのため、撮った写真やアプリのデータはすべてiPhone本体に保存されるんですが先にどのぐらい保存できるかを決めてからiPhoneを買う必要があります。
あとから容量を追加したり増やしたりすることはできないので、金額は上がってしまいますがここはなるべく余裕を持って選んでおきたいところです。
容量はiPhoneの種類によってちがうのでまとめておきましょう。
iPhoneX iPhone8 iPhone8Plus | 64GB 256GB |
iPhone7 iPhone7Plus iPhoneSE※ | 32GB 128GB |
iPhone6s iPhone6sPlus ※ |
32GB 128GB |
ただしケータイ会社によっては取り扱っていないものがあったりします。
※楽天モバイルではiPhoneSEは16GBのみ、iPhone6sは16GBのみ。iPhone6sPlusは64GBと128GB。
ではどのぐらいの容量が必要になるでしょうか?
例えば写真なら100枚ぐらいiPhoneに保存するのに1GB使います。
つまり一番小さい16GBのiPhoneですら1600枚の写真を保存できる計算になります。
ただしiPhoneは自分が保存した写真など以外にもiPhone自体が容量を使っているので実際に自分が使えるのは5GBぐらい減ってしまうので16GBなら11GB、32GBなら27GBぐらいと思っておきましょう。
写真をたくさん保存したり、あんまりいろんなアプリを使わないんなら一番低い容量でも大丈夫だと思います。
でも安くしたいって方はGoogleフォトとかクラウドサービスを使ってiPhoneの容量を節約しましょう。
ちなみにiPhone8の64GBとiPhone7の32GBを比較するとSIMフリーのiPhoneなら17000円もiPhone7の方が安いので機能や性能にこだわりがなければ古いiPhoneを使うのもありですね。
金額が高くても問題ないって人はぜひ11月発売のiPhoneXを待ちましょう。
金額も一番ですが性能も一番高いです。