ケータイ屋さんの前のを通るとよくこんなことが書いてあります。
「ドコモならiPhone6sが実質0円」
これってどうゆうことでしょうか?
昔は新規0円とか機種変更0円なんてよくありましたが、今はほとんどありません。
今はのりかえ(MNP)で一括0円です。
さてこの「一括0円」と「実質0円」ってどうちがうのでしょうか?
一括0円とは、スマホの本体代金が0円。店頭で払う分もないし、分割で毎月払う分もありません。
逆に、実質0円とは例えば25日に発売されるドコモのiPhone6s、これを例に説明します。
まずドコモでiPhoneを買うためにはiPhoneを購入しなくてはいけないし、ドコモとの契約が必要になります。
ドコモショップに行ってiPhoneだけくださ~いって言っても売ってくれません。
なので本体代金とは別に毎月の利用料金がかかります。
ドコモのスマホの毎月の利用料金は2GBのプランで7,020円。これに本体代金の分割だったり補償だったり、いろんなオプション料金や割引の総額を毎月みんな払ってるんです。
もちろん本体代金をまとめて払っちゃえばその金額は毎月払わなくて大丈夫です。
iPhoneの本体代金ですが、通常iPhone6s 16GBなら93,312円。しかし、今なら10,800円の割引きが入るので82,512円。これを分割24回払いなら毎月3,438円。
なので基本料金が7,020円なら合わせて10,458円が毎月のケータイ代になるはずです。
ところが!
とっても不思議なんですが、iPhone6s 16GBを買うと2年間にドコモが割引をしてくれます(もちろん他のiPhoneでもそれ以外のスマホとかでも)。
その割引額なんと82,944円。
あれれ????
そしたらiPhoneが0円以下。マイナス432円。
逆にドコモからお金もらわなくちゃ!とはならないんです。
割引きを24か月にわたって分割して割引してくれるので月々3,456円。
しかも本体代金から割引ではなく、毎月の利用料金から割り引かれます。
なのでこんな計算になります。
(7,020円ー3,456円)+3,438円=7,002円
7,002円で毎月iPhoneが使えるってことです。
金額はちがいますがこれはドコモに限らずauもソフトバンクも同じです。
つまり一括0円は、ほんとに0円。
実質0円とは払っている金額と同額を割引しますよってことなんです。
なんでこんなややこしいことになってるんでしょうか?
iPhone含め最新のスマホの本体代金は5~10万円ぐらいします。高いですよねコレ。いっぺんに払うには高すぎます。
そこで毎月の分割でスマホ代金を払うわけですが、そうすると毎月の料金が1万円超えてきちゃうんですね。
するとスマホが売れなくなる(とドコモとかは思ってる)みたいです。
しかもケータイ会社は自分のところのスマホを長く使ってもらいたいと思ってます。
だから一度に値引きするのではなく2年間にわたって割引するんです。
すると10万円近かったスマホが1~2万円の買えたような気分になるのでおトク!と思ってみんな買っちゃうわけですね。
機種変更や最新のスマホならだいたいこんな感じなんですが、他社からのりかえになるとまた話が違ってきます。
さすがに最新のiPhone6sはちがいますが、前のiPhone6はのりかえなら本体代金が0円のところがあります。実質0円ではなく一括0円。
そのかわり毎月の本体への割引きが少なかったり、解約や機種変更をすると違約金がかかる場合が最近は増えてきました。
もうケータイ業界ってわけわかんないですよね。
じゃあ最初っから毎月の利用料金を安くして本体代金をフツーにはらわせりゃいいじゃんって思いません?
そんなわけのわからんケータイ業界からはおさらばして本体代金はその金額を一括か分割で買って、毎月の基本料金を安く払う格安スマホにしちゃいましょう!
結果的にお得になりますよ!