今年もあと1時間ほどでおしまいです。
ケータイ業界ってとっても移り変わりが早くて1年たつといろんなことが変わります。
まずは今年を振り返ってみましょう。
→3月ドコモ光・ソフトバンク光スタート
自宅のインターネットと言えば今まではフレッツ光とauひかりでした。
auはケータイのauとおんなじKDDIがやってるサービスなのでauのスマホとauひかりでセットの割引きが付きました。
それに対して、NTTのフレッツ光とドコモのスマホはあくまで別の会社なのでセットでの割引はありませんでした。
しかし、フレッツ光のサービスをドコモやソフトバンクなど別の会社が販売できるようになったことでフレッツ光のサービスをドコモ光やソフトバンク光として販売がはじまりました。
これによりドコモやソフトバンクのスマホとセットの割引きが適用できるようになりました。
これはもう明らかな囲い込みってやつです。
ドコモのスマホ使ってドコモ光使うと割引をしますよ~っていう。
もちろん固定回線ものりかえればいいわけですが、スマホよりも固定回線って契約とかのりかえとかめんどくさいんですよね。
なのでしょうがないからそのままのケータイ会社を使うことになるわけです。
別にドコモ光とかソフトバンク光がいいサービスだからではありません。
つまりドコモ光とかソフトバンク光にするメリットはセットの割引きだけ。
ほんとにサービスの中身で勝負するようにしてください。
→MVNO(格安スマホ)が話題に!
今年に入ってからMVNOや格安スマホという言葉を知ったという方も多いんじゃないでしょうか?
そもそもの流れとして以前からSIMロックが問題になっていました。
SIMロックがかかっているためせっかく自分で買ったスマホもケータイ会社を変えちゃうと使えなくなるというデメリットがありました。
そこが5月からSIMロックの解除を義務付けなくてはいけないようになりました。
が、ドコモで売ってるスマホは格安スマホでフツーに使える為、このSIMロック解除義務化は特に影響がありませんでした。
むしろ6か月はSIMロック解除ができないという本当にSIMロック解除を必要としている人からすると迷惑極まりない変更でした。
が、このSIMロック解除の話題も相まって格安スマホは一気に有名になりました。
格安スマホの契約もかなり増え、昔から格安スマホをやってる会社だけでなくいろんな会社が格安スマホに参入しました。
今までのスマホ代金よりも半額以下で使える格安スマホは家計を握っている主婦の方々や、これまでスマホは高いと思っていたご年配の方々に影響を与えました。
しかし、サポートがなかったり、意外と料金が高かったりと格安スマホにして後悔したって方もいたみたいです。
→iPhone6s発売
毎年話題になるiPhoneですが、今年もしっかりと話題になりました。
iPhone6sではカメラの性能がアップし、本体の強度もアップしました。
さらに3D TOUCHという画面をタッチする強さを感知する機能が追加されこれまでのスマホの操作方法がさらに増えました。
スマホとかが苦手な方からするとややこしいな~って感じですが、おそらく今後は他のスマホにも似たような機能がつき、ゲームやアプリではこの機能が標準になってくるんじゃないかなと思います。
以前に比べるとiPhoneが発売されたときの衝撃ってかなり薄くなってきましたがiPhoneがスマホ業界のトレンドを作ってくのはもうちょい続きそうですね。
→カケホーダイライト登場
iPhoneの発売に合わせて5分まで通話無料のカケホーダイライトがスタートしました。
auとソフトバンクは名前がちがいますがわかりづらいのでカケホーダイライトで統一します。
ドコモではそれまでカケホーダイのプランしかなく、通話をあんまりしない人にとってはとても困った料金体系になっていましたが、このカケホーダイライトのおかげで電話をあんまりしない人は基本料金を抑えることができるようになりま、、、せんでした。
なぜならカケホーダイライトを契約するためには5GB以上のプランを選ばなくてはいけません。※auは3GB以上。
カケホーダイが2,700円。カケホーダイライトが1,700円。
2GBのプランが3,500円。5GBのプランが5,000円なので結果高くなるわけです。
5GB以上ネットを使う人はいいですが、2GB以下の人からしたらなんの意味もありません。
一部の人にとってはメリットのあるプランですが、いまいち利用者のことを考えていないプランでした。
→安倍さん「日本のケータイ代金は高い!」
結果、安倍さんの勉強不足で海外と比べて日本のケータイ代は高くはありませんでした。
がしかし、この一言のおかげで料金プランの見直しが行われました。
まだ決まってはいませんが今後通話が少なくて、ネットの利用も少ない方向けのプランが出てくるようです。
しかしそのかわり、のりかえばかり優遇されていた割引がなくなりそうです。
結果として端末代金の負担が増えるのでケータイ代金は別に安くならなさそうな気がします。
→2016年の格安スマホはどうなる?
さて来年の格安スマホはというと前に述べた新しい料金プランが大きく影響してきそうです。
プランは安くなっても結果的にスマホ代金が高いので安くならないスマホ代。
しかし格安スマホなら毎月も安く、スマホ本体の代金も2~3万円に抑えられるので格安スマホ人気はこれからもっと上がっていきそうです。
それに加えて、今までネットで契約がメインだった格安スマホも実際の店舗で契約できるところが増えていきそうです。
これまで安かろう悪かろうだった格安スマホもサービスで勝負が必要になってきます。
日本人って特にサービスにはうるさいですからね。
せっかく安くてもサービス悪けりゃ意味ありません。
いいものを安く!!!
さらに、楽天モバイルを使うと楽天市場のポイントが貯まりやすくなるように今後の格安スマホはオリジナルの魅力的なサービスが重要となってきそうです。
Nifmo(ニフモ)、楽天モバイル、Freetel(フリーテル)などはオリジナルのサービスを始めており人気も出ている格安スマホです。
今後もいろんな格安スマホからおもしろいサービスが出てくるのを待ってます!
自分が個人的に期待したいのは、ソニーなどの人気のあるスマホメーカーのSIMフリースマホ参入です。
どうしても性能が低めかそこそこになりがちな格安スマホで、ハイスペックなスマホが使えるようになるとうれしいですね。