3月3日はひなまつりですね～
うちの子は男の子なので今回は関係なし。
5月5日は初節句なので両親からのプレゼントが期待と不安でいっぱいです。
こんなの送られて来たらどうしよう、、、
五月人形 豊久 コンパクト 着用 兜収納飾り 兜飾り 賢王 25号 会津塗 端午の節句 5月人… |
ひな人形では最近話題になっているのがゴスロリひな人形。
岐阜の人形店「後藤人形」のひな人形がすごいんです。
自分もテレビ番組で見たのですが、ゴスロリをテーマにしたひな人形を作成しています。
もちろんひな人形という日本伝統の工芸作品にゴスロリという現代のものを取り入れたという感性がすばらしいと思うのですが、自分がすごいと思ったのはそこではありません。
ひな人形って実はつくられるのにいろんな職人が関わっています。
人形の顔を描く面相師や髪の毛を作る結髪師、着物を作る職人などなど、いろいろな職人たちの力を合わせて作られています。
テレビで話題になっているのは後藤由香子さんのセンスですが、自分が一番すごいと思ったのは職人たちとのやりとりだと思います。
まずこんなひな人形を作りたい！って言ったらだいたいの職人さんたちは反発するんじゃないでしょうか？
伝統を汚すとか何とか言って。
別に人形に限ったことではなくて、いろんな業界でもそうですよね。
だいたいの上司は自分の経験から若手の発想に対していろんな意見を言って否定してきます。そしてだいたいの若手はそれをさも自分が直接経験したかのように感じ、その発想はつぶされ、さらに若手の意見をつぶしていくようになるわけですね。
伝統のあるものならなおさらそれが強いはずです。
それを彼女は新しい発想を職人さんたちに伝えます。
どうすればひな人形と言う伝統をいつまでも残すことができるのか。
今の人々はどんなひな人形なら興味を持ってくれるのか。
恐らく1日2日で伝わったはずはないと思います（もしかしたらめっちゃ理解のある職人さんばっかりでさくっとOKだったかもしれないけど）。
さらに諸君さんたちを納得させることができたら次はそれをどうやって作るかを一緒に考えなくてはいけません。
後藤人形のひな人形の顔のアップの写真があんまりないのでわかりにくいですが、人形の顔から一般的なひな人形とは全然違います。
一般のひな人形はちょっと顔がぽっちゃりというか丸顔。
顔もちょっと癖のある古い感じの顔つきです。
それに対して後藤人形のひな人形は顔の輪郭もシャープで、鼻も高く、目も大きめ。これも現代の人たちに受け入れやすいようになっているのでしょう。
その感覚を70歳とか80歳の職人さんに伝えるのは至難の業です。
職人さんたちもそんなの作ったことないだろうしね。
何度も何度も話をして、何度も試作し、その結果できたのが今話題になっているひな人形だと思います。
テレビを見ていると後藤さんのセンスと言うか新しさだけに注目されていますが、一番感心すべき点はこれを職人さんたちと共に作ったという点だと思います。
もちろん高いけどねｗ
今年は後藤人形が話題になったけど、来年になったらもっと安いゴスロリひな人形が現れちゃうのかな～と思うとちょっと悲しいですね。
自分が子どもの頃ひな人形って言うと5段とか7段とかでしたが、最近は1段のものが主流みたいですね。
我が家にも何段もあるひな壇は作れませんが、1段ならなんとかなるかな。
となると気になるのが5月人形ですが、B-BOY風の五月人形あるのかな～と思ってさがしてみたけど今のところありませんでしたｗ
が、ダースベイダーの兜飾りはあったwww
